物流は社会と共に発展し、現在世界中に届けられない地域や物はほとんどありません。しかし、物流の業界の成長が止まっているわけではありません。他の業界と同様に物流業界も課題があり、それを克服しなければ成長や未来はありません。では、物流業界が次に挑む課題とは何なのでしょうか。

まず、時代は日々変わっていますが、利用する側のニーズも変化していることが挙げられます。もとは、希望の場所に希望の物を送り届けることができることがセールスポイントであったことから、今やそれは当たり前の事になっています。現在物流の業界に求められているのは、素晴らしい技術ではなく、それに加えてもたらされる付加価値です。それが例えば発送にかかるコストや到着までの所要時間、また、受け取り側の生活や就労のリズムに合わせた指定受取時間の延長など、宅配に関わるサービスがメインに考えられます。

また、物流に欠かせない要因の一つとして人が挙げられますが、労働力に関する問題も出てきました。いろいろな場所に様々なものを運んでいますが、人の手を介さずに運ぶことは不可能です。各戸口に届けるのは人間であった方が届け物に込められた気持ちや送った側の体温を少しでも感じられ、血の通ったサービスができると考えられます。しかし、物流業界に勤めている以上、怪我に見舞われることも少なくありません。足腰の故障や荷物の大きさや重さによって歩きにくくなり、こけてしまう事も少なくありません。
これらの課題を徐々にクリアし、同時にまた物流業界は伸びていくのです。