歯医者さんに聞いた!治療のメリット・デメリット
歯のお手入れのために歯磨きを頑張っているのだけど、磨き残しがあったり知らないうちに虫歯ができていたりと、お口のトラブルは意外と多いです。また、歯並びが悪いと虫歯ができやすくなるだけでなく、さまざまな影響があるようです。今回は歯医者さんに治療についてのメリットやデメリットを伺いました。
保険内の治療について
これまでは歯の被せというと銀の詰め物が一般的でした。現在、保険内の治療で白い詰め物にすることが可能です。コンポジットレジンやハイブリットレジンという白い詰め物があります。これはプラスチックの詰め物のため、4~5年ほど経過すると黄色っぽく変色してしまいます。また、保険内の場合、歯の外側は白く、内側は銀の被せが一般的なようです。
インプラント治療について
インプラントは人口の歯をあごの骨に埋める治療です。外傷や歯周病などで歯を失った患者さんが、入れ歯やブリッジの代わりに入れます。
インプラントのメリット
- あごの骨に人口歯根を埋め込むためしっかりと固定される
- 違和感のない綺麗な歯になる
- 隣の歯を無駄に削らなくて済む
- 固いものを噛むことができる
インプラントのデメリット
- あごの骨に人口歯根を埋め込む手術が必要
- 定期的な健診、しっかりとした口腔衛生管理が必要
- 疾患がある場合、インプラント治療ができない場合もある
- 手術の難易度、被せの種類によって費用が変わる
矯正について
歯並びが悪いと虫歯ができやすいだけでなく見た目も悪くなってしまいます。子供さんで矯正治療を受ける方も多いですが、最近は大人の方でも矯正治療を受ける方が多くなっています。ですが大人になってから矯正を行うとなると、時間がかかってしまいます。働きながら矯正に通うとなると、それだけで時間がなくなってしまいそうです。また、すべての歯が永久歯であるため、その歯を動かすとなると痛みが伴います。ほかにも歯や歯茎にダメージを与えてしまったりと、大人になってからの矯正のほうがリスクがあるのです。
矯正のメリット
- 歯並びが綺麗になる
- 歯磨きがしやすくなり、虫歯、歯周病、顎関節症になりにくくなる
- しっかり噛めるため食べ物の消化、吸収が良くなる
- あごの位置が良くなる、姿勢が良くなる
矯正のデメリット
- 治療に時間がかかる
- 治療中の装置装着に痛みをともなう場合がある
- 装置の見た目、違和感がある
- 装置を装着している間は歯磨きし辛い、手間がかかる
矯正の治療は歯の内側に装置を付けるタイプもあります。装置が舌に当たるため、違和感があったり発音し辛くなったりしますが、目立たなく、スポーツ時も比較的安全ということで最近話題になっているようです。口腔内のトラブルにお悩みの方は一度歯医者さんに診てもらうことをおすすめします。