芝刈機にもいくつか種類があり、手動式、電動式、エンジン式といったジャンルが存在します。

選ぶポイントは手入れの範囲から判断します。普通の庭なら手動で問題ありませんが、100坪以上の範囲だと、エンジン式を使用した方が良いでしょう。電動型は100坪以下の土地で利用するものとなります。あとは、個人の好みにもなりますが、手動式はやはり疲労しやすいので、その辺も頭において考えます。

また、騒音について考えた時、手動式を選ぶ事もあるのかと思います。閑静な住宅地では少しの音でも気にする人がいるかもしれません。しかし、電動の芝刈機は気にするほどの音が出ることはありませんので、そこまで神経質にならなかったとしても問題はありません。ですが、隣にどんな人が住んでいるかはわかりません。病人の人が寝ていたら、ほんの些細な音でも気に触ることでしょう。そのような場合は手動式を選びます。基本的には、そこまで気になるような騒音は出ません。

芝刈機にはリール式とロータリー式の二つがあります。仕上がりを重視するのならリール式となります。切れ味も良く、短く刈る事が可能です。あまりうるさくない点も長所であると言えます。サッカー場やゴルフ場などにも使えるのがリール式ですが、メンテナンスをしないとすぐに切れ味が悪くなってしまいます。ロータリー式は、高速回転する刃で長い雑草も一緒に処理する事が可能です。手入れが面倒な人であっても、簡単に刃を交換できます。ただし、リール式と比べると、仕上がりは少々劣る面があります。音もリール式よりは出るうえ、芝を傷めやすく、そんなに短く刈ることはできません。仕上がりや芝の状態を考慮すれば、リール式を選択すると良いでしょう。けれど、そこまで仕上がりにこだわる必要がない場所で、メンテナンスが煩わしく感じる時は、ロータリー式を選ぶと苦になりません。

芝刈機を選ぶ際は、まず芝を刈る広さからどれを選ぶかを判断します。そして、種類によってメリットやデメリットを知っておくと、選ぶ際に判断を間違わないで済むでしょう。