バブル期の様な売れ方はしない
バブル時代は土地神話も生まれるくらい、不動産に対する信頼感は強かったですが、現状はどうなのでしょうか。長引く不況により不動産の価格もどんどん下がり続けているので、バブル時代の様に「不動産を持っていれば安心」という時代ではないかも知れませんね。
街を歩けばアパートをたくさん見かけますが、そのアパートに目立つのが「空室」です。「空室あり」という張り紙が貼ってあるアパートは本当にたくさんあります。
一方で分譲マンションは価格が下落していて以前ほど大幅な利益は見込めなくなっているでしょうが、一定の需要はキープしている様です。
特に都心部の人気があるエリアでは、かなり分譲マンション業界に動きが見られる様です。しかし、地方でよく見かける格安の建売住宅は苦戦を強いられているそうです。
この様に、地方と首都圏では不動産市場の状況に差があると言えそうですね。また、オフィスビルや貸店舗などのテナントはガラガラな状態が続いているそうです。確かに、街を歩いていると「テナント募集」の張り紙もよく見かけますよね。ああいった張り紙ばかり目にすると、何だか悲しい気持ちにもなってしまいます。
この様に不動産業界の現状は日々変化して行っています。なので、この間まで好調だった不動産が不調になる事もあるでしょうし、またその逆も考えられるでしょうね。ただ、一貫して言えるのは、バブル期の様に多少条件の悪い不動産でもすぐに買い手が付く様な時代ではないという事です。
これは今の状況がおかしいのではく、バブル期が少しおかしかったと思えば、ご納得いただけると思います。