オーディションにおけるコツ
オーディションとは、さまざまなジャンルの選考会のことを言いますが、その選考会には書類などの一次審査から面接に入る二次審査、最終審査というように段階を踏むものが多いです。
芸能界や声優、モデルなど自分が受けるオーディションによって求められるものが違います。まず、一次選考は書類での審査が多いですが、アルバイトや就職の履歴書とは書き方が全然違います。
同じ履歴書と言っても、自分の経歴などの紹介はほどほどに、自分の得意なことのアピールや、受かった場合に自分はどのように活動していきたいのかということを表す文章である必要があります。
審査員に自分の思いをわかってもらうには、文章はもちろんですが、貼り付ける写真やオーディションを受けに来た理由や今後の自分の活動と、事務所との関係性などをアピールしなければなりません。
オーディションは受かった後の自分の姿を想像することは楽しくてできやすいですが、オーディションを受けている雰囲気はなかなか想像ができにくいものです。
どのような人を求めているのか、自分はその求めにどのようなところがあっているのかということを現実的に考えてオーディションに臨むことが受かる第一歩であり、一次審査や書類作成をしている時に行うべきことであります。
オーディションに受かるコツはどのような点にあるのでしょうか。まずは、そのオーディションにかける熱意が相手に伝わること、そして、その思いが受ける先の求めているポイントをついているのかというところにあると言えます。
二次審査以降になり、相手と直接会うことができ、目を見て話すことができる環境や特技などを見てもらえる環境であれば、相手の反応をも確認ができオーディションを自分のリズムでノリに乗ることもできますが、書類は文章と写真で判断されてしまうことが多いです。いくら文章が良くても、写真が良くても、受かるとは限りません。
書類審査だけにいえることではなく、オーディションを受けることは、審査をする相手も人間です。マッチングが少なからずあることは確かであると言えます。
相手がどんな人柄を求めているのか、今回のオーディションがなにを表題としたものなのかということなど、受ける際に知っておく必要があります。
プロダクションであるならば、過去のオーディションの概要や、受かった人の雰囲気などを知ることや、会社の持つイメージが自分の展望にあうことができるかというところを予習しておくと、履歴書を書き進めるときに書きやすいコツとなります。
書類審査が通れば、二次審査につながります。面接での審査の場合が多いかとおもいますが、送られてきた詳細の確認を念入りに行うこと。
日時の確認や場所の確認、決して遅刻をすることがないように心の準備をしっかりとするという、社会人の基本的なマナーをわきまえていることが第一の審査対象であります。
二次審査や最終審査になると、自分の本性を隠すことはもうできません。
相手が一人ではなく複数の場合もあります。受験者の目の動き一つひとつを見ている審査員もいることもあります。この人が受かった場合に会社が求めているものに貢献してくれるのか、社会での利益がどの程度出るのかということなど、今後の成長までも見ていることが多いです。
自分が今までにかけてきた、オーディションへの思いや今までの生き方をうまく伝えられた人が勝ち取ります。トーク力だけではありません。立ち振る舞いやあいさつの仕方、話し方や表情などは、これまでの人生で培ったものが多く関わってきます。
何度受けてもオーディションに落ちてしまう、こんなにリアルに今後の活動を描くことができている私がどうして認めてもらえないのかと不安を感じている人もいますが、その場合には、オーディション先の会社と自分のもともとの人柄の相性があっていないことも考えられます。
このことからも、何らかのオーディションを受けようと思う際には、相手の求めているキャラクターや会社でいかなる活動をして貢献してほしいと思っているのかということを予習しておくことが、受かるコツにつながると言えます。